動物写真を楽しもう壺齋散人の生命賛歌
HOMEブログ本館東京を描くあひるの絵本美術批評フランス文学 万葉集プロフィールBBS

テングザル(Proboscis)



テングザル(Proboscis)は、長く突き出た鼻が天狗を思わせるところから、そう名づけられた。英語のProboscisは吻のこと、象の鼻のように口先に突き出た部分を指す。

オナガザルの一種で、ボルネオ島だけに生息する。ジャングルで樹上生活を送り、時に水面に降りることもある。その際には、ワニに食われないように、猛スピードで移動する。

オスのほうがメスよりも大きく、長い鼻もオスだけに見られる。そんなところから、天狗のような鼻はメスへのアピールの役目を果たしていると考えられている。

男女の結びつきは緩やかで、オスもメスもしょっちゅうパートナーを取り替えている。(写真はNATURE.PL)







HOME霊長類





作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2012
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである