動物写真を楽しもう〜壺齋散人の生命賛歌
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犬のオリンピック Incredible Dog Challenge



犬にもオリンピックがあるそうだ。といっても人間のオリンピックのように、世界中の都市が四年ごとにカワリバンコに主催するというのではなく、アメリカ・ミズーリ州の農場で、1998年以来毎年秋に行われている。その名を Incredible Dog Challenge という。

競技種目は犬の特性に合わせて5種類ばかりある。最も人気があるのは Head-to-Head 60-Weave Pole というものだ。一直線に並べられた二列のポールの間を、二等の犬がくぐり抜け競争をして、早くゴールに達したものが勝ちというもの、トーナメント方式で行われる。

Jack Russell Hurdle Racing は一種の生き残りレースだ。六頭の犬がいっせいにスタートし、3個しかないジャンプ台を通過して走り続け、早くゴールに達したものが勝つ、ジャンプ台を早くクリアできなければ勝つことは出来ない。過酷なレースだ。何故か参加資格はテリアに限られている。

普通の障害物競走もある。Incredible Agility というものだ。ハードル、ポール、トンネルなどを次々とクリアして早さを競う。犬の体格を考慮して、大型、小型の階級に別れている。

水の競技では飛込みがある、どういうわけか水泳はないようだ。犬掻きレースでも十分アトラクティヴだと思うのだが。

最も犬らしい競技は、Freestyle Flying Disc だ。これは飼い主が投げた円盤を犬がキャッチするというもので、犬の動きの優雅さを競う。人間で言えば新体操みたいなものか。犬と飼い主とのコンビネーションがものをいう。

上の写真(AP提供)は、Jack Russel Hurdle Racing の様子。いっせいにスタートしたテリアたちが、一刻も早くジャンプ台にたどり着こうとして懸命になっているところだ。







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