動物写真を楽しもう~壺齋散人の生命賛歌
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忠犬ザンダー:アメリカの感動物語



アメリカで一匹の忠犬の物語が強い感動を呼んでいるそうだ。入院するために突然姿を消してしまった主人の行方を求めて、3キロ以上もの道のりを乗り越えて、遂に主人と再会した賢い犬の物語だ。犬の名はザンダー。ハスキー犬だ。

ザンダーはある日突然、主人が行方を知らせぬままいなくなってしまったことに気付いた。当初は訳が分からずに混乱している様子だったが、そのうち主人の匂いを頼りにして行方を追跡、ハイウェーや河川を乗り越えて病院にたどりついた。ザンダーがやってきたときには、主人のドーランさんは非常にびっくりしたそうだ。

こんなことがザンダーに可能だったのは、抜群の臭覚能力のためだと思われるが、それだけではない、犬と人との間にある独特の繋がりが、犬をして困難をものとせず主人を追わせたのだと、専門家はコメントしている。犬にも第六感のようなものが働いており、ザンダーはそれを駆使して主人を探し出したのではないかというわけである。

ハスキー犬はシベリアなどのツンドラ地帯に生息し、非常に高い身体能力を持っている。そのためエスキモーなどはこの犬にソリを引かせるほか、様々な用役に使っている。オオカミに似て社会性が高いばかりか、人に対する融和性がある。そのため番犬には向かないが、主人に対する愛情には揺るぎがない。そこを評価されて、最近はペットとしての人気が高いそうだ。

(参考)Heartbroken Dog Makes Amazing Two-Mile Journey To Find Owner, John Dolan, In Hospital  By Cavan Sieczkowski  The Huffington Post







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