動物写真を楽しもう〜壺齋散人の生命賛歌
HOMEブログ本館東京を描くあひるの絵本美術批評フランス文学 万葉集プロフィールBBS

双子のホッキョクグマ



ホッキョクグマは春先に交尾をし、冬の最中に出産するのが普通なので、母親は氷の中に穴を掘って小さな空間を作り、そこに子供を産む。一時に複数の子どもが生まれ、彼らあるいは彼女らは、このように小部屋の中で身を寄り添いあって、春の訪れを待つわけだ。

ホッキョクグマは体長がオスで3メートル、メスで2.5メートルと、肉食動物の中では最も大きい部類に属するが、生まれてきたときにはわずか600グラムほどしかない。小さく生んで大きく育てるということだろう。クマの冬眠の習性とも関係があるのかもしれない。

コグマが自立するまでには2年以上かかる。その間コグマは母熊と行動をともにし、生きるための知恵を身に着けていく。







HOME陸上の哺乳動物





作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2012
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである