動物写真を楽しもう〜壺齋散人の生命賛歌
HOMEブログ本館東京を描くあひるの絵本美術批評フランス文学 万葉集プロフィールBBS

黒い白鳥:黒鳥 Black Swan



黒い白鳥と言ったら、日本語ではシャレにならない。白鳥は白いから白鳥なのだから。ところが英語圏では、Black Swan といえば、不思議でもなんでもない。実際黒い白鳥、つまり黒鳥が存在してもいるのだ。

この黒鳥が存在するのは、オーストラリアとニュージーランド。基本的には白鳥の一種だといえるが、習性はかなり違うという。

白鳥は縄張り意識が強く、夫婦で雛を育てるのに対し、黒鳥は群れを作って暮し、複数の男女が共同で複数の雛を育てることがある。オスもメスと同じように雛を抱いてかえす。

上の映像は、雛と遊ぶ黒鳥。雛は生まれた時から黒いわけではなく、成長するにつれて黒くなるのだという。

現在オーストラリアとニュージーランドに合わせて50万羽が生息するそうだが、ニュージーランドでは一時絶滅したことがあった。個体数が回復したのは、手厚い保護のおかげである。







HOME鳥類





作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2012
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである