動物写真を楽しもう〜壺齋散人の生命賛歌 |
HOME|ブログ本館|東京を描く|あひるの絵本|美術批評|フランス文学| 万葉集|プロフィール|BBS |
![]() |
今年の正月は、鳥をはじめとした動物たちの大量死が世界各地から伝わってきて、ちょっとした騒ぎになっている。 まず、アメリカ・アーカンソー州のビービーという町で、12月31日の夜からブラックバートという雀の一種が大量に落下してきて、その数5000羽にもなった。1月4日にはルイジアナ州のポアント・クーペ群で500羽のブラックバードが死んだ。5日にはスウェーデンのファールヒェーピングという町で100羽ものコクマルガラスが死んでいるのが見つかった。(上の写真:AP提供) 筆者はこの情報に接して、これは鳥インフルエンザが世界的に流行する兆しかな、と一瞬考えたりしたが、まだそこまでは言えないらしい。 動物の大量死は、鳥にとどまらない。アーカンソー川で魚8万匹が死んだという情報を皮切りに、イギリスでカニが4万匹、ブラジルでイワシが100トンなど、魚の大量死も相次いで報道された。そのほか規模の小さな集団死なら、世界中で毎日のように頻発しているらしい。 動物の種類が多岐にわたるので、統一的な理由は見つかっていない。謎は深まるばかりだ。それを見越して、不吉なことをいう人も現れている。たとえば、これは世界が週末に近づいていることを知らせているのだといった言い分だ。 専門家の中には、これらの大量死が、人口密度の低い地方に集中していることをあげて、今までも起きていたことが、あからさまに注目されるようになっただけだと、突き放した見方をするものもいる。 |
|